「震災がつなぐ全国ネットワーク」さんからの情報です。
2004年7月23日(17:30)
新潟・福島豪雨災害、福井豪雨災害について<第13報>
■「福島・新潟水害」救援活動
*中之島災害救援ボランティアセンター
・夏休みに入り地元の高校生や企業、警察学校、労働組合さんなど
の応援もあり、昨日(22日)辺りはボランティア数も1600名という
数字になった。
・泥かきなどの作業をしていると、ある被災者から「ボランティアに
お願いするのを遠慮していた」という情報が入り、遅れていた分
130名という規模でボランティアに入り、一機に泥かきを終えると
いう事例も。
・見附駅から毎朝、ボラセンまでのシャトルバスが運行している。
・炊き出しボランティアも現れる。(いつもながら感謝!)
*三条市災害ボランティアセンター
・21日のレポートによると、「ボランティア数1732人、積み残しが
5件」ということから推測すると、ほぼ順調に運営されているという
ことでしょう。ただし、ニーズ拾いをどこまでやるか、やっているかに
もよりますが、三条は「こころのケアー」チームも発足し、またセンタ
ー立ち上げ当初から震つなメンバー浦野さん(名古屋)がこの分野
をサポートして、地域の障害者や小規模作業所などのサポート体制
を創りつつありますので、ニーズ漏れがあったとしてもまさに「隙間」
の話かと想像します。(この隙間の中に、今後の再建・まちづくりに
有効な要素があるでしょう。)
ちなみに震つなと連携させて頂いています「(特)ゆめ風10億円
基金」さんから、この分野の活動に支援と言うことで寄附を頂きま
した。
新潟の場合、関東圏の社協関係者や労働組合、企業などが続々
ボランティアとして現地入りしているようです。今週の土日で一応
の山を越えるかも知れません。ただ、1件1件の被災世帯にすれ
ば、ボランティアが引き上げた後も延々と”掃除”つづき、その内
に心身共に疲労が蓄積するという事態も考えられます。あくまで
も現地からの要望に応えるながらも、「私たちは、いつまでも見守
っているよ!」というメッセージが必要か
と思います。
■福井災害
・福井市内の本部と美山町、今立町、鯖江市とボランティアセン
ターが活発に活動を続けているようです。福井の場合は新潟以
上に、被災の受けた地域によって泥の質が違うのですが、もし
生活排水などが混在すれば相当悪戦苦闘することになります。
・福井への応援ボラも、近隣からバスを仕立てての体制でサポ
ートしているようですから、この土日で最初のピークを迎えること
になるでしょう。
・SVAさんの情報によると、永平寺の修行僧が19日からボラン
ティア活動を開始したそうです。今週末前まで継続して午前50
名、午後50名のペースで作業(当面は美山町を中心)。
■浦野愛の三条レポート(少し長くなりますが全文を載せます)
私は、16日夜~18日、21日~22日と三条市の災害ボランティ
アセンターに入りました。私の役割としては、センター立ち上げ
の全体のお手伝いというより、「災害弱者支援」という部分に
焦点を絞って、市社協、地元福祉系NPOの方々とともに、高齢
者や障害を持った方、保育が必要な子どものサポートを考えま
した。
三条市社協は、介護保険事業所としても事業展開しており、
デイサービス、在宅介護支援センター、ホームヘルプの3事業
を行っています。しかし、市社協の建物自体が今回の水害で
被災したこともあり、利用者の安否確認に遅れがでていました。
また、市の健康福祉課との連携も必要なのでは、という社協
の方の意見もあり、市と社協がこの災害弱者への支援につい
てどのように役割分担を行うかを、センターが立ち上がる前日
に話し合いました。
役割としては、
○社協
・社協で抱えている利用者の安否確認
・センターにあがってくる全般の福祉ニーズを的確な関係機関
につなぐ調整
・その他、福祉に関する相談・助言
○市
・一人暮らし高齢者の名簿の提供
・避難所で市が独自で吸い上げた、支援が必要な方のリストの
提供
・ショートステイや一時保育など、受け入れ施設の情報提供
基本的には、これらの役割分担のもと、常に連携してこの
問題に対応していこういうことになり、それを地元の福祉系NPO
がサポートする形となりました。
また、市は、障害者の方の個別リストは提供することができな
いとし、基本的に障害者関係のニーズは行政が対応するという
体制をとっていました。しかし、小規模作業所への支援の遅れ
や、身体・視覚・聴覚障害を持つ方のニーズが市のほうにもほ
とんど上がってきていないという実情もあり、災害弱者対策チ
ームのほうで、当事者団体や市内の福祉施設へ連絡をとり、
情報収集と対応に努めています。
また、昨日から県社協の呼びかけで、全国社会福祉士会と
障害者養護施設協議会が災害弱者チームのサポートにかけつ
けてくださいました。やはり地元の福祉のスペシャリストの方々
は、施設間のネットワークも濃く、上がってくるニーズに対して、
迅速・的確な対応をしてくださっています。
今回のことで、特に障害者の方の「個」の情報にたどりつくま
でに非常に時間がかかると感じました。避難所にもいない、
施設に問い合わせても安否確認まではしてもらえても、その後
の家の状況やボラの必要性、ニーズがあまり出てこない、あの
人たちはどこにいるのだろう?とあせりを感じました。
様々な手続きを経て、組織的に展開していかなかければたど
りつけなかったり、解決していけない問題と、そんなことを言って
間に命に関わる状況に追い込まれていくため、なるべく早い段
階から支援をしていかなければならないという問題の両面があ
り、その対応にとても迷いました。また、県社協や市、福祉施設
の協議会などあとになって、最初からこのルートを使っていれば、
もっとはやく情報収集できたのにと思うことが沢山ありました。
現在は、地元の方々を中心に支援の仕組みが整いつつあり
ます。
三条では、心のケアチームとも連動し、きめ細かい対応が期待
できるのではないかと思います。
┃┃震災がつなぐ全国ネットワーク事務局
┃┃http://www.npo-aichi.or.jp/shintuna/