2004.07.31

新潟ボランティア報告

「週刊防災ぎゃざめーる」のメールマガジンから転載します。

■新潟ボランティア報告(中之島町での活動状況等) 
神奈川からの第1陣バス(7月23日発)新潟水害支援ボランティアに
参加した、横須賀の平野さんから下記報告がありました。

 ▼参加者は60名。2日前の募集であったが多くの人が参加した。
 キャンセル待ちは30人以上に達し関心の高さが伺えた。
 バスの定員は53人。残りの8名は、YMCAのバン(ハイエース)で
 参加。
 大型バスとバンの2台で中之島町へ向かうこととなる。
 ▼補助席での出発。バス内では前日に活動した人が編集した中之
 島町の状況をビデオで確認。司会の田口氏がビデオを見ながらの
 解説。夜11時に横浜を出て、途中一度休憩をはさみ関越自動車
 道山谷パーキングに朝3時に到着。4時間程の休憩。
 ここで夜を明かす。
 バスの中では寝られない人のために屋外にブルーシートが用意さ
 れ、そこで仮眠。
 テントの中で寝たことはあっても屋外で寝るのは初めての経験。蚊
 に刺されながらも3時間ほど睡眠。
 ▼6時に起床。神戸屋から差し入れのあったパンを朝食にし、7時
 出発のため準備を行う。眠れない人もいたようだ。寝不足で活動に
 不安を感じながらも出発。
 8時すぎに現地に到着。ボランティアセンターは9時開所のため10
 人~12人のグループ分け、各班ごとに班長選び、名札作成(黄色
 いガムテープに名前を記入)の準備を行い、開所時間まで待つ。
 ▼センターは避難所の隣の町営体育館に設置。すでに多数のボラ
 ンティアが来ていた。センターでは受付票の記入、名札の作成、マ
 ッチングの順で行う。マッチングには氏名の書いたポストイットを利
 用。センターの運営は様々な市町村の社協の職員、市民団体の人
 が行っていた。
 川崎市・横浜市社協職員もその場で見ることができた。過去、災害
 時のボランティアセンターの受け入れの混乱をきいていたが、ここ
 ではその混乱はなかった。
 ▼マッチングが終了したら依頼者のもとへ行く。行く際には必要備
 品である一輪車・スコップ・バケツ・ペットボトルに入った飲み水をセ
 ンターからもっていく。
 依頼者宅へは徒歩15分ほどで到着。ここに住んでいる人は高齢
 の夫婦2人暮らし。
 親類の方も手伝いに来ていた。店舗であるこの家はすでにその面
 影はなく、土で汚れてしまった広い室内だけが残っていた。柱やカ
 ーテンには浸水した時の様子がはっきりと分かりその時の状況を
 物語っている。
 依頼者より活動についての説明を受け、役割分担を行い活動を始
 める。排水溝の泥すくい、軒下の泥の除去、家具の清掃、土のうの
 運び出しである。
 別のグループでは熱中症で倒れてしまった人もいた。幸い大事に
 は至らず午後には活動ができたが、炎天下での慣れない肉体労
 働は体力に自信のある人でもきつい。
 ▼泥すくいはスコップでの作業。泥すくいという表現よりも粘土を
 剥ぎ取るといったほうがふさわしい。堅くなった泥をスコップで剥ぎ
 取り土のう袋に入れる。この作業を5回も行うと土のう袋はいっぱ
 いになりそれを縛り通りまで運び出す。この作業の連続である。夏
 の強い日差しで15分も行うと全身から汗が噴出し力が入らなくな
 る。休み休みの作業である。
 それでも徐々に泥が取り除かれていく様子を見ると、多少でも役に
 立っている実感が湧く。途中から来た家族とともに協力しながら行
 う。土のう袋や廃材が積まれた通りは、そこから発生する臭いとそ
 れを片付ける車輌の排気ガス、巻き上げる砂埃で決してよい環境
 とはいえない。それでもそこで生活する人のことを考えるとそれに
 文句を言う人はいない。みんながそれぞれの役割を黙々とこなして
 いる。
 ▼休憩時には、依頼者からきゅうりの漬物やもも太郎キャンディー
 の差し入れがあった。きゅうりの漬物はみずみずしく塩分が体に効
 く。もも太郎キャンディーはここの名物である。
 依頼者はボランティアへの対応に戸惑いながらも精一杯の受け入
 れをしてくれた。
 ボランティアの一人は塩を固めたタブレットを差し入れてくれた。汗
 は水分だけでなく塩分も失う。4粒をいっぺんに飲み込み体に補っ
 た。
 お昼の休憩は、おにぎり2つと沢庵。決して十分な食事ではないが
 それでも用意してくれたことに感謝。十分な休憩を取った後、決壊
 した堤防を見に行った。川は普段の様子を取り戻していた。決壊
 箇所のすぐそばにはお寺があったが、すべて流されていた。墓石
 は礎石から外れバラバラとなりその上に土が被っている。この一
 帯は建物がなくなり遠くまで見渡せる空間となっていた。それで
 も復旧すべくここでもボランティアが活動していた。
 ▼午後になり再び作業にはいる。小さな隙間にも泥が入り込み、伏
 せて手を伸ばし泥を取り除いていく。全身泥だらけとなる。日差しは
 一段と強くなり何度も頭から水をかぶり作業を続けていく。途中泥
 すくいが一段落したため、軒下の消毒を行う。
 消毒は泥を取り除いた部分に石灰をまんべんなく撒く。撒くときは
 細かな粉が宙を漂うため吸い込まないようマスクやメガネをする。
 石灰が腕につきひりひりする。
 20キロ入りの石灰を5袋使った。
 ▼活動は16時に終了である。活動も徐々に終わりに近づいてき
 た。最後は使用した器材の水洗い。被災した地域の水道は無料
 である。スコップや一輪車、バケツなど水洗いし明日の活動者へ
 引き継ぐこととなる。
 親類の方は不在していたが、依頼者に挨拶をしてセンターへ戻っ
 た。依頼者宅は今日の作業で大分進んだとはいえ、まだまだ生
 活するには時間がかかりそうである。
 センターへ戻ると大きなタライに消毒薬が入っており長靴をそれで
 洗い、係りの人にスプレーで手を消毒してもらった。気づくと手には
 擦り傷が、右足には靴擦れが起きていた。
 報告書をセンターへ提出し作業が終了となる。この日は2000人
 以上のボランティアが参加した。
 ▼バスに戻り着替えをし、途中長岡の銭湯で汗を流し帰宅の途に
 ついた。帰りのバスではこれからの活動へつながる様それぞれが
 自己紹介を行った。横浜へ到着したのは22時。それぞれがそれ
 ぞれの思いや気持ちをもちながらの解散である。
 阪神大震災から始まった被災地救援ボランティア。名古屋市の水
 害、水俣市の水害、北海道十勝沖地震、宮城県沖地震など様々な
 災害時の活動を通じて、そのノウハウが蓄積されているように感じ
 た。

■見附市災害ボランティアセンター運営サポートに入った
岩崎さんがホームページにて、被災状況写真を公開中
 
http://www.hiroshi-iwasaki.com/id/


//====================
「週刊防災ぎゃざめーる」は、
防災ギャザリングfromかながわ関連機関
 市民公益活動機関、防災活動団体、企業、個人にお届けしてい
 ます。身近な防災催事情報やおすすめの本、防災活動団体の
 紹介等情報提供、広報宣伝にご協力をお願いします。
 編集 防災ギャザリングfromかながわ
 問合せ 〒221 0835 横浜市神奈川区鶴屋町2の24の2
  かながわ県民活動サポートセンター内 レターケース217
  取り次ぎFAX 045(312)1862
 担当 渡辺善明(yochineko@mac.com

| | トラックバック (0)

2004.07.18

避難勧告解除

椿沢町に発令していた避難勧告を解除しました(18日5:15)。(天気の状況、現地確認による)

今町地域(釈迦塚町・坂井町・田之尻町を除く)、芝野町・青木町・山吉町・速水町に発令していた避難勧告を解除しました(18日4:30)。(刈谷田川の水位低下、天気予報の状況による)

見附市の刈谷田川左岸全域(双葉町・月見台・緑町・熱田町・名木野町・明晶町・下新町・宮之原町・漆山町)に発令していた避難勧告を解除しました(18日4:30)。(刈谷田川の水位低下、天気予報の状況による)

(見附市発表情報)

| | トラックバック (0)

2004.07.17

避難勧告

避難勧告を発令しました(17日19:15)。(刈谷田川の水位上昇のため)
対象地域は今町地域(釈迦塚町・坂井町・田之尻町を除く)、芝野町・青木町・山吉町・速水町です。
避難場所は、今町小学校・今町中学校・今町公民館・葛巻小学校です。

(見附市発表情報)

| | トラックバック (0)

避難勧告

・見附市の刈谷田川左岸全域に避難勧告を発令しました。(17日17:15)
(降雨および刈谷田川ダムの放流開始、町屋橋の崩落のため)  
対象地域は双葉町・月見台・緑町・熱田町・名木野町・明晶町・下新町・宮之原町・漆山町です。
避難場所は、総合体育館・南中学校・上北谷小学校です。
  
・明晶町観音坂付近の2世帯8人に対し、避難勧告を発令しました。(17日15:55)
避難所は田井小学校です。

(見附市発表情報)

| | トラックバック (0)

2004.07.15

見附市堀溝町(刈谷田川のすぐ横)
P1040146.JPG

澤田雅浩氏提供(長岡造形大学環境デザイン学科専任講師)

|

新潟県見附市避難状況(見附市発表)

新潟県見附市避難状況(見附市発表)

避難状況 15日9時00分現在

避難所名             電話番号   避難人数
中央公民館           62-1058    33
庄川保育園ふれあいプラザ  62-2375    11
椿沢公民館           62-0926    30
総合体育館           62-3661   27

7月14日午後21時現在、職員等を配置し、避難場所として使用できる施設は上の4か所となっています。

|